研究課題/領域番号 |
22K11750
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研究機関 | 千葉大学 |
研究代表者 |
渡邉 由芙香 千葉大学, 大学院医学研究院, 助教 (80802868)
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研究分担者 |
能川 和浩 千葉大学, 大学院医学研究院, 准教授 (00612194)
高見 美幸 千葉大学, 大学院医学研究院, 技術職員 (70571355)
諏訪園 靖 千葉大学, 大学院医学研究院, 教授 (90302546)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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キーワード | 事故発生 / 健康状態 / 健康診断 / ストレスチェック / 労働環境 |
研究実績の概要 |
本研究は、将来の大規模追跡調査を計画する為の研究として、運輸業に勤務する約1000人の労働者を対象に、9年間の縦断的調査を実施し、健康診断の各種検査値や血液検査などの結果とストレスチェックの結果が業務中の事故発生に与える影響を検討することを目的としている。また、健康状態と事故発生の因果関係が判明した際には、高リスク者に対してどのような医療的介入がより有効であるかも検証していく。 対象企業の選定は済んでおり、ストレスチェックを実施した2016年度から2021年度までの健康診断の各種検査値のデータおよびストレスチェックの結果の整理を行い、データベース化までは終了している。この追跡期間中の事故発生状況について調べ、データベース化したものと結合し、追跡した対象者に関して労働環境の因子を含めて、事故発生状況との関連を調査中である。 収集したデータから健康状態と事故発生との因果関係があるかどうかを見極め、事故を起こしやすいとされる高リスク者のピックアップへとつなげていきたい。また、高リスク者のピックアップが可能となった場合、どのような介入方法を行えば、実際の事故防止につながるかも検証も行っていきたいと考えている。高リスク者の選定、医療的介入方法の確立が可能となれば、その適応は運輸業だけでなく、労働災害の多い建設業や製造業などの一つのミスで大きな事故につながりやすい業種にも広がり、将来的な無事故化へとつなげていきたい。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
データベース化に関しては順調に進行しているが、高リスク者への医療的介入方法に関してマニュアル化できないため、やや苦渋している。
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今後の研究の推進方策 |
2021-2022年度に実施した、健康診断結果、問診情報、ストレスチェック結果ならびに、追跡期間中の事故発生状況について、産業医と看護師、保健師により抽出して整理し、作成したデータベースに結合する。
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次年度使用額が生じた理由 |
コロナ感染拡大の影響で情報収集目的で参加予定だった学会がオンライン開催になる、感染を考慮し仕事の振り分けに関して外部の人員の確保が困難などの要因から今年度の使用額が少なくなったと考える。 今年度は情報を得る為の学会も現地解散が多く、感染が落ち着いたことより外部の人員も確保しやすいと考えるため、使用する予算も増えていくと考える。
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