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2023 年度 実施状況報告書

膵切除術後非アルコール性脂肪性肝疾患の病態解明と血清バイオマーカーの開発

研究課題

研究課題/領域番号 22K11762
研究機関東京医科大学

研究代表者

鈴木 修司  東京医科大学, 医学部, 主任教授 (30246566)

研究分担者 本多 彰  東京医科大学, 医学部, 教授 (10468639)
宮崎 照雄  東京医科大学, 医学部, 准教授 (60532687)
下田 貢  東京医科大学, 医学部, 教授 (90332999)
研究期間 (年度) 2022-04-01 – 2025-03-31
キーワード非アルコール性脂肪性肝疾患 / 膵切除術 / 血清バイオマーカー
研究実績の概要

近年、膵切除術症例の増加と共に、膵切除術後に非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)を発症する患者が増加している。本研究は、膵切除術後NAFLDの病態診断に必要な血液バイオマーカーの分析方法を確立し、膵切除術後NAFLD発症者の病態に合った治療方法の提案を行い、最終的には膵切除術後のNAFLD発症を予防することが目標である。令和5年度は令和4年度から引き続いて、当院で膵切除術を受けた患者および対照群として胃切除術を受けた患者のうち、同意が得られた患者から、手術前と手術後の血清サンプルを収集し、凍結保存を行った。これによって、各種バイオマーカーの測定結果を統計的に解析するために必要な数のサンプルは、令和5年度までにほぼ確保することができた。また、令和4年度までに基本的なバイオマーカーの分析方法は既に確立済みであるが、令和6年度に多くのサンプルの分析を行うための準備として、令和5年度は、胆汁酸、ステロール、有機酸の血清からの抽出過程、誘導体化過程、分析過程の見直しを行ない、改良を重ねた。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

分析方法の確立と研究の遂行に必要な数の患者血清の収集が完了し、分析準備が完了した。

今後の研究の推進方策

令和6年度前半に血清中バイオマーカーの分析を完了し、同年度後半にはデータ解析を行う計画である。

次年度使用額が生じた理由

令和5年度末から患者の血清分析を開始する計画であったが、LC-MS/MS装置の故障により分析開始が遅れたため、分析に必要な消耗品の購入も次年度に繰り越すこととなった。

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公開日: 2024-12-25  

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