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2022 年度 実施状況報告書

腸内細菌の太りやすさ、やせやすさに及ぼす作用メカニズムの解明

研究課題

研究課題/領域番号 22K11888
研究機関女子栄養大学

研究代表者

蒲池 桂子  女子栄養大学, 付置研究所, 教授 (20365810)

研究分担者 田中 明  女子栄養大学, 栄養学部, 名誉教授 (70171733)
研究期間 (年度) 2022-04-01 – 2025-03-31
キーワード減量プログラム / 腸内細菌叢
研究実績の概要

栄養クリニックで行っている『ヘルシーダイエットコース』では、5か月の減量プログラムを行っている。平均的に期間中に3㎏程度の減量が見込まれているが、なかには、まったく変化のない場合や、10㎏以上減量する場合もある。近年、肥満の場合と痩せの場合で、ヒトの腸内細菌叢の特徴的な相違が指摘されている。そこで、ヘルシーダイエットコース参加希望する60名男女を対象に腸内細菌叢および短鎖脂肪酸を検査し、太りやすさやせやすさとの関連を検討する。
しかし、残念ながら、当該年度においてはコロナ禍の影響がぬぐえず、同プログラムの開催ができなかった。そこで、次年度に向けての減量プログラムは、従来の来所型のみからリモートとの混合型を計画立案して減量プログラムの時間割の変更などを行った。従来のプログラム内容の基本は変更せず、時間的に短縮できるものなどを考慮し、午前中のみの4か月の減量プログラムとした。さらに倫理委員会を行い、次年度の施行に備えることとなった。女子栄養大学研究倫理審査委員会 承認番号452号を取得した。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

コロナ禍の影響が続いており、来所しての減量プログラムが行えなかったために、当該年度においては、来期を見据えて、減量プログラムの一部を変更して、来所とリモートの混合型にして希望者を集めることにした。

今後の研究の推進方策

研究計画のうち、腸内細菌叢の検査を行う前提となる、減量プログラムについて、4ヶ月中10回の講義を予定している。午前中9時30分から12時30分までの3時間 来所およびリモートによる講義および運動指導、個別栄養相談を行う。事前説明、1回、2回、3回目までは、毎週行い、4回目以降は、2週間の間隔をとりセッションを行う。ゴールポイント:(主要評価項目)は、4ヶ月間の体重変化率と腸内細菌叢の変化を比較する。インスリン抵抗性改善などが見込まれるとされる3%以上の減量が可能だった群とそれ以下であった群に分けての比較を行う。それぞれの腸内細菌叢の特徴と変化について考察する。セカンドゴールポイント(副次評価項目)3%以上の減量が可能だった群における腸内細菌叢と生化学検査値の変化、および食事記録からの影響を与えた栄養素または食品群を分析する。

次年度使用額が生じた理由

コロナ禍のため被検者が集まらなかったため、計画の立案および倫理審査等に費やし支出にあたる事柄がなかった。次年度には、一部研究計画を変更して、被検者募集を行い、経費の派生が見込まれる。

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公開日: 2023-12-25  

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