研究課題/領域番号 |
22K12520
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研究機関 | 共立女子大学 |
研究代表者 |
佐原 彩子 共立女子大学, 国際学部, 教授 (70708528)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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キーワード | 難民 / 英語教育 / アメリカ |
研究実績の概要 |
8月6日から13日にカリフォルニア大学バークレー校へ史料調査に行くことができた。バンクロフト図書館で、難民への英語教育に従事した人の難民への聞き取り調査などの史料が所蔵されていたため、その調査によって実際に英語を教えていた状況などについての理解を進める一助となった。また、カリフォルニア大学バークレー校でエスニックスタディーズ学科教授、キャサリン・セニーザ・チョイ先生に会うことができ、アジア系アメリカ研究の動向について意見交換することができた。カリフォルニア大学バークレー校のエスニックスタディーズ学部の図書館にも関係資料があることがわかった。定住政策と語学教育についての関連史料を同校ドー図書館でも閲覧することができたため、教育内容などについてさらに理解が深まった。さらに滞在中に、カリフォルニア大学マーセッド校のマ・ヴァン准教授とキット・マイヤーズ准教授にも、サンフランシスコで会うことができ、難民研究およびアジア系アメリカ研究について、難民定住政策と英語教育の研究動向などについて意見交換することができた。こうした調査研究を踏まえて、来年明石書店から出版予定のアジア系アメリカ研究のなかの3章と、チョイ先生の著作、Asian American Histories of the United States(Beacon Press, 2022)の翻訳作業を進めることができた。さらに史料調査結果をふまえて、論文執筆を準備している。来年春にOffice of American Hisotiransの大会がシカゴであるため研究発表を実施し、それをふまえて論文として執筆し投稿したいと考えている。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
新型コロナウイルスの影響で海外調査へ行くことが難しかったこと、円安により滞在費用の高騰など史料調査についての計画変更を見直さなくてはならなかったことが進捗状況に影響を与えたため。
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今後の研究の推進方策 |
2024年は最終年度となるため、史料調査結果をふまえて、論文執筆を行い、学会誌へ投稿したいと考えている。春にOffice of American Hisotiransの大会がシカゴであるため、そこで研究発表を実施し、論文としてまとめたいと考えている。
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次年度使用額が生じた理由 |
2022-23年度に長期的に海外調査に出かけることが難しかったため。夏か春にもう一度、海外調査に出かける予定である。
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