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2022 年度 実施状況報告書

消防吏員の女性比率低水準の要因分析とキャリアパスの具現化

研究課題

研究課題/領域番号 22K12651
研究機関日本体育大学

研究代表者

中澤 真弓  日本体育大学, 保健医療学部, 准教授 (40794954)

研究期間 (年度) 2022-04-01 – 2025-03-31
キーワードジェンダー / キャリアパス / 消防 / 女性
研究実績の概要

本研究課題の背景の確認と現状の把握のための情報収集を行った。2022年9月、男女共同参画の視点による災害対応研修(独立行政法人国立女性教育会館)を受講し、情報収集を行った。2022年10月、第50回日本救急医学会総会・学術集会において「救急救命士養成大学における 女性活躍推進のためのライフキャリア教育の実践」として、研究の一部を発表した。また、全国の女性消防吏員の交流会である「JFFW交流会」に参加し、情報収集を行った。2023年1月、全国救急隊員シンポジウムでの情報収集や、文献調査を行い、研究背景と方針を確認した。第28回日本災害医学会総会・学術集会において、災害現場で活躍するための人材育成について発表を行った。また、学内の研究会において、研究の進捗状況を報告し、ディスカッションを実施して研究の方針を確認した。2022年度は、調査及び情報収集が主となり、予定していた国内の「女性消防吏員の認知度とニーズに関する市民調査」については次年度に実施することとした。理由は進捗状況の欄に記す。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

当初の計画では、2022年度は国内の「女性消防吏員の認知度とニーズに関する市民調査」を実施予定であったが、2023年度に実施することとした。その理由は2つある。1点目は、地方公務員法の一部を改正する法律により、2023年4月1日から施行されることに伴い、消防吏員の定年退職や再任用に動きがあることで、消防吏員の採用人員等に変化が発生する可能性を配意した。総務省消防庁に2022年3月に設置された「定年引上げに伴う消防本部の課題に関する研究会」報告書が2022年11月に公表され、「定年引上げ期間中において、隔年でしか定年退職者が発生しない中においても、職員の年齢構成や経験年数に偏りが生じることによる専門的な知見の世代間継承等が困難となることを防ぐため、また、適切な人材を安定的に確保する観点からも、一定の新規採用者を継続的に確保することが必要」との結論が出されたことに伴い、女性消防吏員の採用数に大幅な変革が発生しないことを確認したうえで、調査を実施することとした。2点目には、国内の出張調査や文献調査を執行する中で、総務省消防庁の「令和4年度消防庁女性活躍ガイドブック」(2023年3月31日公表)の内容を踏まえた上で調査票を作成する方針としたため、2022年度に実施予定であった市民調査を研究2年目の2023年度に遂行することとした。

今後の研究の推進方策

2022年度に実施した文献調査や学会等の出張調査を踏まえ、2023年度上半期に「女性消防吏員の認知度とニーズに関する市民調査」を実施する。同時進行で、次年度計画している女性消防吏員の国際間比較に着手するための事前調査の計画を調整する。米国シアトル市の消防関係者と協議し、2024年4月下旬(予定)の女性消防吏員インターンシップや現地でのインタビューについて交渉を行う。2023年下半期には、国内の女性消防吏員を対象とした実態調査(アンケート)を実施し分析する。2024年には米国シアトル市消防本部に出張し、現地で実態調査を実施し、その結果を国内の調査結果と比較する。

次年度使用額が生じた理由

2022年度に予定していた「女性消防吏員の認知度とニーズに関する市民調査」を延期したことが大きい。2023年度は、前年度に実施できなかった前述の調査を始め、次年度に計画している国際間比較に向けての事前準備を行い、充実した研究成果を上げることを目指す。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2023 2022

すべて 学会発表 (2件)

  • [学会発表] 救急救命士養成大学としての災害医療人の育成2023

    • 著者名/発表者名
      中澤真弓 坂田健吾 原田 諭 小倉勝弘 宇田川美南 三橋正典 久保敦士 成川憲司 鈴木 健介 小川 理郎
    • 学会等名
      第28回日本災害医学会総会・学術集会
  • [学会発表] 救急救命士養成大学における 女性活躍推進のためのライフキャリア教育の実践2022

    • 著者名/発表者名
      中澤真弓 小倉勝弘 原田諭 土肥莉里香 宇田川美南 坂田健吾 三橋正典 成川憲司 鈴木健介 小川理郎
    • 学会等名
      第50回日本救急医学会総会・学術集会

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公開日: 2023-12-25  

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