研究課題/領域番号 |
22K12722
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研究機関 | 国士舘大学 |
研究代表者 |
加藤 将貴 国士舘大学, 政経学部, 准教授 (50644712)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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キーワード | ディープフェイク / 信用評価 |
研究実績の概要 |
本研究は、ディープフェイクにおいて人がフェイクを本物と誤認する要素を分析し、結果として悪意のあるフェイクの拡散防止に貢献することを目的とする。かつて、画像や動画の加工は専門知識と高性能の機器・ソフトウェアが無ければ難しく、写真や動画の真正性は高いものであったが、現在ではハードウェアの高性能化とソフトウェアの進化によって、画像や動画の加工は一般化している。さらに、SNSや動画投稿サイトの利用者が著しく増加し、インパクトのある情報は正確性や真偽が十分に検証されないまま急激に拡散する。そのため、悪意や虚偽の情報を含んだ高度な技術を用いたフェイクが真実と誤認され広がった場合、深刻な影響が危惧されることから着想に至った。 研究計画を推進する上で、本年度は先行研究、関連研究調査及び、既存のフェイクの中で重大な影響をもたらした事例などの情報収集に専念した。画像における信用評価では「画像そのもの」や「精度」は信用評価への関連性が低く、出所の信頼性やブランド力といった、画像に関連するコンテクストの方が信用評価への関連性が高いとされる。加えて、確証バイアスが強いものほど信用評価への関連性が高い傾向にある。本研究においても、その信用評価はフェイクに付帯するコンテクストに影響されると想定し、2023年度から本格的に実施する調査への基礎を築いた。 また、ジェネレーティブAIが急拡大し、その可能性から社会に大きなインパクトを与えている。本研究と関連性が深い分野でもあるため情報収集を行った。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
本年度前半においては新型コロナウィルス感染症(Covid-19)の影響、後半においては申請者に不足の事態(急激かつ偶然な外来の事故)が生じたことで、当初予定していた研究計画を遂行できなかったため。
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今後の研究の推進方策 |
目的を遂行できるよう、計画を再策定し研究を推進する。
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次年度使用額が生じた理由 |
本年度前半においては新型コロナウィルス感染症(Covid-19)の影響、後半においては申請者に不足の事態(急激かつ偶然な外来の事故)が生じたことで、当初予定していた研究計画を遂行できなかったため、次年度使用額が生じた。研究計画を再策定する過程で、使用計画についても見直し研究を推進する。
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