研究課題/領域番号 |
22K12845
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
小幡 聡 九州大学, 大学病院, 助教 (30710975)
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研究分担者 |
田尻 達郎 九州大学, 医学研究院, 教授 (80304806)
永田 公二 九州大学, 大学病院, 講師 (20419568)
福田 篤久 九州大学, 大学病院, 助教 (20709795)
近藤 琢也 九州大学, 医学研究院, 助教 (00644725)
河野 淳 九州大学, 大学病院, 助教 (90758418)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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キーワード | 内視鏡外科 / 小児 / 食道閉鎖 / シミュレーター / 技術評価 |
研究実績の概要 |
本研究では安全かつ確実な内視鏡外科手術を提供することを最終目標とし、advanced surgeryに対する内視鏡外科手術の技術習得のみならず客観的技術評価が可能で、かつ繰り返し利用可能な手術トレーニングシミュレーターを開発することを目標としている。具体的には新生児食道閉鎖症モデルを製作し、実際の手術行程を検証して技術評価項目を設定し、日本内視鏡外科学会技術認定医にシミュレーターを使用してもらい評価項目に該当するデータを収集・解析し最終的な技術評価項目を設定する。その後練習者にシミュレーターを使用してもらいながらトレーニングを行いつつ技術評価を行い、練習者のラーニングカーブを観察するとともにシミュレーターそのもののトレーニング効果を検証する。 令和4年度は食道閉鎖症に対する胸腔鏡下根治術シミュレーター(食道閉鎖シミュレーター)を開発することを主に行ってきた。先行研究として開発していた新生児左横隔膜ヘルニアに対する胸腔鏡下根治術シミュレーターを基に食道閉鎖シミュレーターを考案していった。シミュレーターの基盤となる新生児の体格を模したモデルの製作については可能な限り実際の手術現場に近似するようにしたため、強度の調整にどのような材質を用いるか協議を重ねた。また実際に技術評価で用いる食道ファントムについて、こちらもできるだけ実際の手術現場に近似するように目標設定したため、どのような材質で作成するのか協議を重ね、プロトタイプを複数作成して協議を重ねていった。 現在も食道閉鎖しミューレーター及び食道ファントムの作成を行っており、今後は技術評価用の測定システムの作成にも着手していく予定である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
令和4-5年度で予定していた行程まで着手できており、おおむね予定通りであると考えられる。
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今後の研究の推進方策 |
当初の計画通り、令和4-5年度でシミュレーター及び食道ファントムの製作を完了し、技術評価用の測定システムの製作について検討していく予定である。すでに先行研究として腸管シートに対する空気圧測定システムを開発しており、これを基盤にして技術評価用の測定システムを開発する予定である。
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次年度使用額が生じた理由 |
腸管シートに対する空気圧測定システムを開発しており、これを基盤にして技術評価用の測定システムを開発し、エキスパート・修練医を対象とした検証実験を行うため。 使用計画:学会参加費、トレーニングモデル
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