研究課題/領域番号 |
22K12914
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研究機関 | 群馬医療福祉大学 |
研究代表者 |
亀ヶ谷 忠彦 群馬医療福祉大学, リハビリテ-ション学部, 教授 (90455949)
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研究分担者 |
白銀 暁 国立障害者リハビリテーションセンター(研究所), 研究所 福祉機器開発部, 研究室長 (90404764)
半田 隆志 埼玉県産業技術総合センター, 電気・電子技術・戦略プロジェクト担当, 専門研究員 (20639679)
相馬 正之 東北福祉大学, 健康科学部, 准教授 (40554994)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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キーワード | 車椅子シーティング / 高齢者 / リハビリテーション / 評価法 |
研究実績の概要 |
今年度(2023年度)は車椅子シーティング(以下、シーティング)の実施施設における評価指標の使用状況を質問紙調査、インタビュー調査によって詳細に解明した。 特定非営利活動法人日本シーティング・コンサルタント協会(The Japanese Society of Seating Consultants. 以下、JSSC)によって認定されたシーティング・コンサルタント(シーティングに関する基礎的な知識・技能を有する医療福祉専門職)を対象とする質問紙調査をオンラインで実施し、シーティングの臨床実践と研究における評価指標の使用状況を把握した。その成果は第18回日本シーティング・シンポジウム(Japan Seating Symposium. 以下、JSS)にて報告された。また、過去に開催された全てのJSSの一般演題で用いられた評価指標を抽出してカテゴリに分類・構造化し、従来のシーティングにおける評価指標の使用状況と今後の評価指標開発に向けた課題を把握した。その成果は原著論文として投稿され、論文は2023年11月に発行された。続けて、JSSCの協力を得てシーティング・コンサルタント11名を対象とする個別のインタビュー調査を実施し、臨床実践における評価指標のより具体的な使用状況と課題を把握するとともに、「高齢者のシーティングに用いる包括的評価法」の作成に向けた意見を聴取した。調査は2024年3月末に終了し、インタビューデータは質的研究の手法を用いて構造化され、原著論文として執筆、投稿の準備が進められた。 以上の成果により、車椅子シーティングの臨床実践と研究における評価指標の使用状況調査が完了し、「高齢者のシーティングに用いる包括的評価法」を作成する準備が整った。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
本研究では第1段階として車椅子シーティングの実施施設における評価指標の使用状況調査、第2段階として新規評価法の考案を計画していた。2022年度、2023年度は当初計画に沿って評価指標の使用状況調査が実施され、新規評価法の一部が開発、その信頼性・妥当性が確認された。以上の成果をもとに、最終年度は第3段階として「高齢者のシーティングに用いる包括的評価法」を作成する準備が整ったことから「おおむね順調に進展している」と判断した。
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今後の研究の推進方策 |
2024年度の前半は、前年度までの調査結果を基に「高齢者の車椅子シーティングに用いる包括的評価法試案」を試作する。シーティング・コンサルタント(シーティングに関する基礎的な知識・技能を有する医療福祉専門職、以下SC)を対象とするオンライン調査を実施し、同試案に対する意見を募る。調査は特定非営利活動法人日本シーティング・コンサルタント協会の協力を得ながら実施に向けた準備が進められている。試案に対するSCの意見を踏まえ、「高齢者の車椅子シーティングに用いる包括的評価法」を考案し、協力の得られたSCに対して評価項目等に関する詳細なインタビューを実施する。さらに、協力の得られたSCへ「高齢者の車椅子シーティングに用いる包括的評価法」の試用評価を依頼する。 以上の経過を経て「高齢者の車椅子シーティングに用いる包括的評価法」評価法を完成させる。
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次年度使用額が生じた理由 |
2023年度は当初計画していた対面による研究打合せと訪問調査の一部がオンラインで実施されたため、旅費が支出されなかった。また研究成果を国際学会で発表する時期が2023年度から2024年度へ変更されたため、発表と関連した費用が支出されなかった。2024年度は研究打合せと訪問調査を対面で実施し、また国際学会での発表を実施する計画である。
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