研究課題/領域番号 |
22K12925
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研究機関 | 東海大学 |
研究代表者 |
沓澤 智子 東海大学, 医学部, 特任教授 (10183310)
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研究分担者 |
秋月 有紀 富山大学, 学術研究部教育学系, 教授 (00378928)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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キーワード | 皮膚色 / 分光測色計 / 血圧 / ヘモグロビン / 健常人 / COPD / 高血圧 |
研究実績の概要 |
2022年9月に、倫理委員会に研究を申請し、10月に承認された。 皮膚色測定は、日焼けの影響を少なくするため、冬季(2022年12月から3月)に施行した。健診センター受診者(健診群)113名(男性51名、女性62名)、呼吸器内科外来受診者(COPD、間質性肺炎の患者、患者群)26名(男性17名、女性9名)の測定が完了した。年齢は、健診群が63.2±10.5歳(38~85歳)、患者群は77.3±6.7歳(67~91歳)で、患者群のほうが高齢だった。血圧に関しては、健診群で収縮期135.5±17.9 mmHg (102~173mmHg)、拡張期83.1±12.2mmHg (58~125mmHg)で、高血圧の対象者も含まれていた。Hbは健診群が14.0±1.3 g/dL(10.4~17.1 g/dL)、患者群は13.6±1.5 g/dL(10.0~15.8 g/dL)であった。皮膚色の解析に関しては、各対象者の前額3回、前腕3回(左右で6回)の分光反射率のグラフ作成をし、代表測定回を選択し、L*a*b*値を決定していく。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
研究全体で、健診センター受診者200名、心肺疾患患者50名を予定しているが、その約半分の測定を行うことができた。皮膚色の以外は、データベースに登録が終了している。
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今後の研究の推進方策 |
2022年度に測定した皮膚色の解析を進めていく。各対象者の前額3回、前腕3回(左右で6回)の分光反射率のグラフ作成をし、各測定部位の代表分光反射率グラフを選択し、L*a*b*値を決定していく。2023年11月から、健診センターでの皮膚色測定を開始し、予定された人数の測定を完了する。
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次年度使用額が生じた理由 |
測定およびデータ整理のための人件費を計上していたが、測定は研究協力者で施行できたこと、皮膚色の解析を2023年度に持ち越したことから、人件費の支出はなかった。また、研究分担者との対面での検討については、COVIDー19感染の影響で、制限されたことなどから、旅費の執行もなかった。 2023年度は、データ整理のための雇用や研究分担者との検討会・学会参加の旅費に使用する計画である。
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