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2022 年度 実施状況報告書

利益誘導政治の変容に関する実証分析

研究課題

研究課題/領域番号 22K13342
研究機関愛媛大学

研究代表者

池田 文  愛媛大学, 法文学部, 講師 (00880238)

研究期間 (年度) 2022-04-01 – 2026-03-31
キーワード利益誘導政治 / 選挙制度 / 政党 / 利益団体 / 組織票
研究実績の概要

当該年度に実施した研究の成果としては、主に以下の3点があげられる。まず、予定していた観察データの整理を行い、おおむね予定通りに進捗した。ただし、一部、整理やデータの取得が終了しなかった部分があり、今後も引き続き取り組む。また、新型コロナウイルスの影響によりインタビュー調査など予定していたものができなかったため、その点についても、今後、時期を見て実施する。そして、2点目として、現在までに集めることのできたデータを用いて、分析を行い、得られた結果について学会・研究会での報告を行った。具体的には、2022年度日本政治学会、そして、2023年2月開催の「カーボンプライシング・国境炭素調整」研究会にて報告を行った。特に、2023年2月の「カーボンプライシング・国境炭素調整」研究会は環境経済学の研究会であったため、これまで政治学系の学会等で得られたフィードバックとはまた異なる、内容および方法論に関する有益なフィードバック頂いた。3点目として、これまでに得られた結果を論文にまとめ投稿したことである。投稿中以外のものに関しては、学内紀要にすでに掲載されているものもあり、今後内容をさらに発展させて、国内や海外の学術誌に投稿していきたいと考えている。先にも述べたが、当該年度に達成できなかった部分もあり、今後、取り組みを進めていくことに加え、学会や研究会、投稿論文などに対していただいた多くのフィードバックを、今後の研究に反映させ、さらなるアプトプットに努めていきたい。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

新型コロナウイルスの影響により、予定していたインタビュー調査が難しくなる、また、海外学会への参加が難しかったなど、多少、予定通りに進展しなかった部分はあるが、おおむね順調に進展している。

今後の研究の推進方策

昨年度、新型コロナウイルスの影響等で予定通りに進展しなかった部分に関しても、本年度にできる限り実施しながら、当初の予定に沿って研究を進めていく。

次年度使用額が生じた理由

新型コロナウイルスの影響もあり、当初予定していたインタビュー調査、および、海外学会への参加が難しかったため、当初の予定額の使用に至らなかった。今後、状況も見ながら、必要な場合は計画の微調整も行いながら、当該年度に実行できなかった部分を実行に移していく予定である。

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2023 2022

すべて 雑誌論文 (2件) 学会発表 (2件)

  • [雑誌論文] From Protest Movements to Political Parties: The Missing Link in Japan2022

    • 著者名/発表者名
      Fumi Ikeda
    • 雑誌名

      愛媛法学会雑誌

      巻: 49 ページ: 91-116

  • [雑誌論文] The Influences of the Economic Geography on Elections: The Case of Electric Power Industry in Japan2022

    • 著者名/発表者名
      Fumi Ikeda
    • 雑誌名

      愛媛大学法学部論集 社会科学編

      巻: 53 ページ: 27-36

  • [学会発表] Economic Geography and Voter Mobilization: the Case of the Electric Power Industry2023

    • 著者名/発表者名
      池田文
    • 学会等名
      「カーボンプライシング・国境炭素調整」研究会
  • [学会発表] Economic Geography and Voter Mobilization: The Case of Opposition Parties in Japan2022

    • 著者名/発表者名
      池田文
    • 学会等名
      日本政治学会

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公開日: 2023-12-25  

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