研究課題/領域番号 |
22K13384
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研究機関 | 新潟大学 |
研究代表者 |
張 俊超 新潟大学, 人文社会科学系, 准教授 (80814409)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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キーワード | 幼保無償化 / 自然実験 / 出産・育児 / 因果効果 |
研究実績の概要 |
2019年10月に幼児教育・保育無償化が施行されてから、国民の意見が賛否両論に分かれ、証拠に基づく政策立案へのニーズが高まっている。本研究では、政府統計ミクロデータを用いて、自然実験に基づいたDifferences-in-Differences(DID)推定で、幼児教育・保育無償化の政策効果を科学的に評価し、制度の見直しに必要な実証エビデンスを提示する。異質的政策効果を考察する上で、幼保無償化制度のあり方や改善方策について政策提言をする。
本研究の目的は定量的に幼児教育・保育無償化の政策効果を評価し、そのメカニズムを解明した上で、証拠に基づく政策立案に向けてのインプリケーションを提示することである。本研究のオリジナリティは、2006年から先駆けて無償化を導入した新潟県聖籠町に着眼し、自然実験に基づくDifferences-in-Differences(DID)推定で幼保無償化の政策効果を識別可能にすること。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
日本のミクロデータを用いてベースラインモデルを推定しました。
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今後の研究の推進方策 |
今年は海外データを用いて国際比較をする。また、幼保無償化政策の強度を国家間で比較できる指標を構築する。
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次年度使用額が生じた理由 |
コロナのため、海外学会などを控えたため、次年度使用額が生じた。2024年に研究成果を国内外に発信したいので、出張や国際誌の投稿料に使う予定。
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