研究課題/領域番号 |
22K13405
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研究機関 | 関西外国語大学 |
研究代表者 |
稲葉 千尋 関西外国語大学, 外国語学部, 准教授 (30806063)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2026-03-31
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キーワード | 国際貿易 / スキル・ミスマッチ / 失業 / 所得格差 |
研究実績の概要 |
2022年の12月より2024年1月まで産前産後および育児休暇を取得していたため,2023年度は前年度に作成したモデルの推敲と最新の論文の収集を行った。タスクレベルと国際貿易の研究は活発に行われているが,企業と労働者のスキル・ミスマッチについての研究はまだ途上であるので,今後も最新の研究を追いながら自身のモデルが現実問題を描写しているかどうかをさらに精査していく必要がある。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
2022年12月より2024年1月まで産前産後および育児休業を取得していたため,2023年度の進捗は予定しているものより大幅に遅れることとなった。2024年度は最新の研究を確認しながら,モデルの精査・拡張と企業と労働者のスキルデータの取得可能性を調査していく予定である。
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今後の研究の推進方策 |
今後の研究については次の3点,(1)モデルの再点検,(2)モデルの拡張,および(3)スキルデータの調査を中心におこなっていく。まず(1)のモデルの再点検は,最新の研究との類似点やオリジナル性の有無を確認し,より現実問題に焦点が当たっているかを精査していく。(2)のモデルの拡張では,当初2財2国の貿易モデルの効果を検証しているが,財の種類の増加および貿易相手国の数の変化によって結果が変わるかどうかなどの拡張可能性を考慮していく。最後に,(3)スキルデータの調査は日本版O-Netに関する研究を調査し,構築したモデルにどの部分のデータが利用できるかを考え,データ収集できるところはデータを集めていく。
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次年度使用額が生じた理由 |
2022年12月16日より2024年1月31日まで産前産後・育児休業を取得していたため,2023年度の研究費の支払いは生じなっかた。
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