研究課題/領域番号 |
22K13589
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研究機関 | 梅花女子大学 |
研究代表者 |
綾部 貴子 梅花女子大学, 公私立大学の部局等, 教授 (90331727)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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キーワード | ケアマネジメント / 低所得要援護高齢者 |
研究実績の概要 |
2023年度では、調査票の質問項目に反映する「システムズアプローチ」「ストレングス」「リカバリー」「スーパービジョン」「コンサルテーション」のキーワードについて文献レビューを行い、それらを反映した質問項目案を検討した。 文献レビュー結果および先行研究である既存の調査データの分析結果も活用し、本研究の質問項目案を学会にて発表した。学会参加者より助言をいただいた(①日本の介護保険法で実際に従事する介護支援専門員が理解し回答しやすい可能な質問文の表現になっているのか再度検討すること、実際に現役で従事しており、今回のテーマのケースを担当経験のある介護支援専門員に調査票への意見をもらうこと、②本研究テーマに関するケースを実際に担当している介護支援専門員の複数に質的研究(個別インタビュー調査)を行い現在検討中の調査票案にも反映させ、質問項目内容の精度を高めること)。 さらに、国内のケアマネジメント研究者からの助言も受け、量的調査の質問項目の精度を高めるため、低所得要援護高齢者(生活保護受給高齢者および生活保護受給をしていないが低所得の高齢者世帯)のケースを担当している介護支援専門員だけでなく介護支援専門員への後方支援の役割を担う地域包括支援センター職員に対しても個別インタビュー調査を実施した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
2023年度は,昨年度助言をいただいた追加のキーワード(「システムズアプローチ」「ストレングス」「リカバリー」「スーパービジョン」「コンサルテーション」)の文献レビューを行い、項目案を検討した。 先行研究の1つである既存の調査データも活用し、質問項目案への精度をさらに高めるため学会発表を行い、参加者より助言をもらった。 低所得要援護高齢者(生活保護受給高齢者および生活保護受給をしていないが低所得の高齢者世帯)のケースを担当している介護支援専門員および介護支援専門員への後方支援の役割を担う地域包括支援センター職員に個別インタビュー調査を行った。 2024年度は、①2023年度に実施した個別インタビュー調査の分析作業およびその結果をまとめる。質問項目案への反映を検討する。②質問項目案について実際に従事し、本研究テーマに関するケースを担当している複数の介護支援専門員およびケアマネジメント研究者、低所得者支援に関わる研究者へのエキスパートレビューを行う。③①②を踏まえ調査を実施し、成果をまとめ、発信(論文および学会発表等)していく。
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今後の研究の推進方策 |
2024年度は、インタビュー調査結果の分析を行い、アンケート調査項目内容にも反映していく。 アンケート調査に関しては、2023年度検討した質問項目最終案の報告を行い、参加者より助言をもらう。そして、エキスパートレビューを行い、質問項目を完成させる。アンケート調査を実施し、単純集計結果および分析を行う。 アンケート調査およびインタビュー調査結果の成果発表を学会発表および論文投稿をする。
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次年度使用額が生じた理由 |
アンケート調査の質問項目に反映するためのインタビュー調査を2023年度に実施したため、2024年度アンケート調査を行う。よって、次年度にアンケート実施に伴い、次年度の使用額が生じた。
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