研究課題/領域番号 |
22K13829
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研究機関 | 早稲田大学 |
研究代表者 |
西中 宏吏 早稲田大学, 人間科学学術院, 助教 (30568788)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2026-03-31
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キーワード | サイコパシー / PCL-R / パーソナリティ障害 / 攻撃性 / 共感性 / 意思決定 |
研究実績の概要 |
欧米では、サイコパシー評価尺度であるPsychopahty Checklist-Revised (PCL-R)の開発、確立により犯罪者対象のサイコパシー研究が飛躍的に進展し、サイコパシーが犯罪の強固なリスクであることが実証的に示された。そして、今やPCL-Rは臨床、研究、政策において、サイコパシー評価の国際的なゴールスタンダードとなっている。しかし、日本ではPCL-Rの和訳こそなされたが、心理測定学的検討はなされておらず、 評価方法としての意義は未だ確立されていない。適切な評価方法がないため、日本の犯罪者集団におけるサイコパシー研究は皆無である。本研究は、刑事施設収容者においてPCL-R日本語版の心理測定学的特性を示すとともに、日本におけるサイコパシーの特性および犯罪との関連の実態を明らかにすることを目的とする。2022年度は、サイコパシーとPCL-R及び他の評価ツールについての研究動向を整理し、研究協力機関との調整を行なった。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
申請者の所属機関及び業務内容の変更に伴い、本研究へのエフォートが低下した。また、所属機関の変更により、研究協力施設との連携が困難となり調整が必要となった。
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今後の研究の推進方策 |
本研究の当初の計画では、刑事施設被収容者を対象に研究を行う予定としていた。対象を犯罪歴のある者および一般市民(犯罪の有無を問わない)まで拡大し、研究を進めていく。その場合、サイコパシーの評価ツールとしてPCL-Rのみに限定せず、その他の有効なツールも併せて検討する。
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次年度使用額が生じた理由 |
申請者の所属機関及び業務内容の変更に伴い本研究へのエフォートが低下したことと、所属機関の変更により研究協力施設との連携が困難となったことにより、研究の進行に遅滞が生じたため、使用計画にも影響があった。
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