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2022 年度 実施状況報告書

長時間瞑想に頼らない職場のマインドフルネス・オンラインプログラム

研究課題

研究課題/領域番号 22K13845
研究機関福山大学

研究代表者

中野 美奈  福山大学, 人間文化学部, 准教授 (30772438)

研究期間 (年度) 2022-04-01 – 2025-03-31
キーワードマインドフルネス / セルフ・コンパッション / 産業・労働分野 / メンタルヘルス・プログラム / 従業員のストレス対策
研究実績の概要

2022年度は,以下の6項目を実施する予定であった。
1. 申請者が2019年より行ってきた研修およびプログラムを本研究のベースとする。これまでに得られたフィードバックや研究結果を参考に,研修内容を作成する。2. マインドフルネス関連の研修会および勉強会に参加し,プログラムに修正を加える。3. 臨床心理専門家のアドバイスを得てプログラムに修正を重ねる。4. パイロット版プログラムを実施する。
5. パイロット版プログラム参加者からのフィードバックを得て修正を加え,プログラムを完成させる。6. 第1回目のプログラムを実施する。プログラムの前後で取るWeb上アンケート調査の質問項目は,職業性ストレス簡易調査票(簡略版23項目),Mindful Attention Awareness Scale(MAAS),セルフコンパッション尺度,ネガティブな反すう尺度,対人スキル尺度ENDCOREs,プログラムの感想を問う自由記述で構成する。
上記すべてを行うことができた。
本プログラムのベースとするために2021年に中国地方A企業の安全衛生委員を務める 6 名(男性 3 名,女性 3 名)を対象に実施したものを論文にまとめた。「産業・労働分野に求められるマインドフルネスプログラムの検討:安全衛生委員を対象に,脱中心化と職場での応用に焦点を当てたプログラムの事前検討」が,日本マインドフルネス学会の学会誌「マインドフルネス研究」に掲載された。本研究のプログラムは,長時間の瞑想には焦点を当てず,職場を含む日常生活場面において,マインドフルな考え方や行動はどのようなものかを理解し,実践していくことを目指したものである。研究方法は,量的研究と質的研究の両方を実施する予定である。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

パイロット版プログラムの完成と修正,本プログラムの完成,第1回目の実施まで実施できた。パイロット版のベースとなるプログラムの論文掲載まで進めた。
2023年度には予定人数を超える参加者が期待できる。

今後の研究の推進方策

2023年5月から,第2回目のプログラムを予定している。
秋には第3回目のプログラムを予定している。
順調に行けば,2023年度で必要なサンプルサイズを全て獲得できる見込みである。

次年度使用額が生じた理由

インタビューデータ分析をまだ初めていないため,人件費・謝金を次年度に持ち越す予定である。
物品も未購入のものを次年度に持ち越す予定。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2022

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件、 オープンアクセス 1件)

  • [雑誌論文] 産業・労働分野に求められる マインドフルネスプログラムの検討ー安全衛生委員を対象に,脱中心化と職場での応用に焦点を当てたプログラムの事前検討ー2022

    • 著者名/発表者名
      中野美奈
    • 雑誌名

      マインドフルネス研究

      巻: 7 ページ: 50-55

    • 査読あり / オープンアクセス

URL: 

公開日: 2023-12-25  

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