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2022 年度 実施状況報告書

親密な関係性における身体接触への反応に焦点を当てた授乳時の感情の解明

研究課題

研究課題/領域番号 22K13865
研究機関東京医科歯科大学

研究代表者

松長 麻美  東京医科歯科大学, 大学院保健衛生学研究科, 准教授 (70511129)

研究期間 (年度) 2022-04-01 – 2024-03-31
キーワード周産期メンタルヘルス / 授乳 / 感情 / 身体接触
研究実績の概要

本研究は、授乳時に母親が抑うつや怒りなどの否定的感情を抱くという心理現象について、親密な関係性における身体接触への反応との関連に焦点を当てて解明することを目的としている。
具体的には、次の2つの研究を計画している。研究1は、生理指標を用いた授乳時の感情と児との身体接触に対する反応の関連の検討である。研究2は、縦断研究デザインで産前から産後にわたる追跡調査の実施により、親密な関係性における身体接触に焦点を当てた授乳時の否定的感情の検討を行うものである。
2022年度は、先行研究の検討や研究計画の立案、またそれに伴う研究フィールドとの調整を行い、研究1および研究2の調査準備を行った。
研究1に関しては特に調査実施方法に関して詳細な検討を行った。生理的な指標の測定にあたり、その妥当性を担保しつつ、機器の取り付けや通常と異なる環境下での調査実施に伴う緊張感などの心理的影響が母児にとってより少ない形で測定できる方法や、調査のセッティングについて精神科、産科領域の専門家との意見交換や有識者へのヒアリングを行った。これにより、調査実施時にはより自然な状況下で身体接触に伴う心理的反応を測定することが可能な環境を整えられると期待できる。研究2に関しては、測定尺度選定のための文献検討を中心に調査準備を行った。2023年度は2022年度の成果を基に研究1および研究2について調査を実施し、年度内に完了させる予定である。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

研究代表者の所属機関の異動および職務内容の変更に伴うエフォートの変更、研究環境の再整備の必要等により研究実施準備に時間を要したため。

今後の研究の推進方策

現在、2023年度中に調査を完了できるよう調査準備を進めている。

次年度使用額が生じた理由

2022年度実施予定であった調査が開始に至らず、2023年度にずれ込んだため。2023年度の調査実施により使用予定である。

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公開日: 2023-12-25  

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