学術的意義としては,ガラスのレーザ溶断における端面形状の微細制御メカニズムや,熱歪みの制御メカニズムを解明できたことや,また加工点における局所溶融現象を明らかにできたことにある. また社会的意義としては,(1)フレキシブルガラスはフリーフォームディスプレイ,フレキシブルOLED照明,半導体部品(インターポーザなど),建築部材やソーラーパネルのカバー部材など様々な応用が期待され,本切断方法により応用を促進に寄与できる.(2)また,新切断技術を提案することにより,従来のケミカルエッチングによる端面仕上げ工程を省くことも可能となる.
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