本研究の成果は以下である。(1) 散乱行列の計算手法の構築と音響メタマテリアルの最適設計手法を構築した。(2) 円形多層弾性体で構成される弾性体開放系の例外点の探索を行った。(3)Parity-Time対称を利用したクローキング構造の設計を行い、クローキング性能に空間非対称が生じることを明らかにした。(4) 海外の研究者との共同研究により、回折格子上を伝搬するRayleigh-Bloch波の分散解析を行う手法を新たに考案した。(5) 最適設計において問題となる数値不安定性を解消するための正則化法を開発した。
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