研究成果の概要 |
18-crown-6(18C6)とof3-R-adamantane-1-aminium 誘導体(HADA-R, R=H, F, Cl, Br, OH)を用いて、一連の結晶の合成に成功した。すべての(HADA-R)(18C6)ClO4結晶は類似した1次元超分子カラム構造を有していた。R=Hの場合、293 K付近HADA-Hと18C6で回転凍結転移を起こし、その結果、転移温度以上で大きな熱膨張が見られた。R=Fの場合、NH3とFが高温で無秩序化していた。従って、低温で結晶は強誘電相にあることが示唆された。R=Clの場合、結晶は18C6の回転-スイング-静止に伴い、負-ゼロ-正の熱膨張を示した。
|