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2023 年度 研究成果報告書

元素戦略で挑む不安定化学種の立体制御法の開拓

研究課題

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研究課題/領域番号 22K14676
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分33020:有機合成化学関連
研究機関名古屋大学

研究代表者

大村 修平  名古屋大学, 工学研究科, 助教 (10911662)

研究期間 (年度) 2022-04-01 – 2024-03-31
キーワードラジカルカチオン / (4+2)環化付加反応 / (2+2)環化付加反応 / 不斉触媒反応 / キラル鉄(III)光レドックス触媒
研究成果の概要

不安定化学種であるラジカルカチオン中間体の不斉制御に有効なキラル鉄(III)光レドックス触媒を開発し、高選択的不斉ラジカルカチオン[4+2]及び[2+2]環化付加反応を開発した。本研究により、多くの医薬品にみられる光学活性環式化合物の新規合成法を開拓したのみならず、元素戦略の要となる「鉄」に新たな価値を見出した。さらに、得られた研究成果を米国化学会誌に掲載した(J. Am. Chem. Soc. 2023, 145, 15054)。

自由記述の分野

有機合成化学

研究成果の学術的意義や社会的意義

不斉反応の開発は、医薬品の安定供給の実現に資する重要な研究課題である。これまでに数え切れないほどの不斉反応が開発されてきたが、豊富な資源を活用する手法への転換や、未達成の不斉反応の開発など、解決すべき課題は多く残されている。今回、豊富な資源である鉄と光エネルギーを組み合わせることで世界初となるキラル鉄(Ⅲ)光レドックス触媒の開発に成功し、前例のない高選択的不斉ラジカルカチオン環化付加反応を開発した。

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公開日: 2025-01-30  

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