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2023 年度 研究成果報告書

複合アニオン水素化物の探索空間拡張とヒドリド導電機能の開拓

研究課題

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研究課題/領域番号 22K14755
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分36010:無機物質および無機材料化学関連
研究機関国立研究開発法人理化学研究所 (2023)
分子科学研究所 (2022)

研究代表者

竹入 史隆  国立研究開発法人理化学研究所, 開拓研究本部, 研究員 (20824080)

研究期間 (年度) 2022-04-01 – 2024-03-31
キーワードヒドリド / 複合アニオン / メカノケミストリー / 高圧合成
研究成果の概要

水素化ランタンLaH3を母構造とした複合アニオン化によって、室温で作動するヒドリド電解質の開発に成功した。また、これまでヒドリドとの複合アニオン化の例が限られていた硫化物イオンに着目した探索を推進し、いくつかの新物質を発見した。GaO4ポリアニオンを含むヒドリド化合物の高圧合成にも成功し、その結晶構造がアンチペロブスカイト構造をとることを見出した。メカノケミカル法によるヒドリド材料の開発にも取り組み、その平均構造にくわえて、局所構造の解析を共同研究で実施することで、機能との相関を示唆する知見を得た。

自由記述の分野

無機固体化学

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究では、近年発展の著しいヒドリド化合物の探索範囲を、従来の水素化物または酸水素化物から大幅に拡張し、実際に幾つかの新物質の発見に成功し、またイオニクスに代表される機能性を見出した。代表的な成果である、室温で作動するヒドリド電解質の開発は、将来的なヒドリド電気化学デバイスの開発という観点から重要なマイルストーンとなる。

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公開日: 2025-01-30  

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