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2023 年度 研究成果報告書

Topological Defect Engineering on Carbon Electrode for Advanced Batteries

研究課題

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研究課題/領域番号 22K14757
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分36020:エネルギー関連化学
研究機関東北大学

研究代表者

YU WEI  東北大学, 材料科学高等研究所, 助教 (10900904)

研究期間 (年度) 2022-04-01 – 2024-03-31
キーワードTopological Defect / Carbon Materials / Graphene Mesosponge / Lithium-Oxygen Battery
研究成果の概要

Li-O2電池の正極におけるトポロジカル欠陥の触媒能を研究した.CVD法により,トポロジカル欠陥が豊富かつエッジサイトのないグラフェンメソスポンジ(GMS)を作製した.GMS正極は従来と比較し,高容量かつ優れたサイクル特性をもつ.電気化学質量分析と理論計算から,非晶質Li2O2に対する特異的な触媒能が3.6 V(vs. Li/Li+)の低電荷プラトーに寄与していることがわかる.加えて,これらの特性からGMSは固体触媒の担持に優れるといえる.また,自立型GMSシートは793 Wh kg-1の高いエネルギー密度と0.4 mA cm-2の実用範囲での優れたサイクル特性(>260サイクル)を示す.

自由記述の分野

エネルギー関連化学

研究成果の学術的意義や社会的意義

GMSの合成と活用の成功により,これまで報告されていなかったエッジサイトの影響がない,実際のLi-O2電池のトポロジカル欠陥の触媒能についての知見が得られた.我々はRuを担持したGMSによってトポロジカル欠陥と固体触媒の逐次反応作用を提案した.GMSシートが示す優れた電池性能から,炭素正極の構造を適切に設計することでLi-O2電池の主要な問題のほとんどを解消できると示された.Li-O2電池の問題点であったエネルギー密度とサイクル特性は適切に設計された炭素電極により解消された.この結果から,電気自動車用の高いエネルギー密度をもったLi-O2電池の実用化が促進されると期待される.

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公開日: 2025-01-30  

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