200℃までの温度範囲において精密な電気化学測定が実施可能なリアクターを作成し、電析法によりMnO2およびMoS2の合成を行った。前者においては、電析温度を変えることで結晶性ならびに形態が、圧力を変えることで格子定数が変化することが判明した。また、160℃で電析したMnO2はより低い温度で電析したものと比較して高い酸素発生活性を示した。また、同様にMoS2に関しても、電析圧力を変えることでCO2還元生成物の選択性が変化することが分かった。 さらに、水熱下での電気化学的CO2還元を試みた。その結果、100℃で反応を行った際には、より低い温度ではみられなかった炭素を2つ含む化合物が生成された。
|