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2024 年度 実施状況報告書

島嶼生態系における生態ネットワークの決定プロセスの解明

研究課題

研究課題/領域番号 22K15188
研究機関横浜国立大学

研究代表者

中臺 亮介  横浜国立大学, 大学院環境情報研究院, 講師 (90829805)

研究期間 (年度) 2022-04-01 – 2026-03-31
キーワード生態ネットワーク / 植物 / 相互作用 / 昆虫 / 被食捕食
研究実績の概要

群集の多様性や種組成の決定プロセスに影響する要因として、環境・空間の影響が長く研究されてきた。一方で、複数栄養段階を含む群集(生態ネットワーク)については未だ研究例が少ない。近年、気候変動に対する生物群集の応答を理解する必要性に迫られる中で、複数栄養段階を含む生態ネットワークの決定プロセスへの関心が高まっている。本研究では、南西諸島の植物-植食性鳥類の生態ネットワークに着目し、地域と局所の空間スケールにおける各島の生態ネットワークの構造決定プロセスを明らかにすることを目的とする。これにより、地域で生じる気候変動や局所で起きる種の絶滅が、生態ネットワークに与える影響の予測など応用面でも今後の発展も期待できる。
令和6年度では、これまでに整備を進めてきたデータのクリーニングおよび標準化作業を完了し、本格的なデータ解析を開始している。特に、生態ネットワークにおける種間相互作用のパターンやその決定因に関する解析を中心に進めており、具体的な成果が見え始めている。これに加え、昨年度から連携を強めてきた国際的な研究チームとの共同研究においても、重要な成果の公表が目前に迫っており、グローバルな生態ネットワーク研究における本研究の位置づけを強化するものとなる見通しである。さらに、新たな視点からの生態ネットワーク解析を目指すプロジェクトの立ち上げに向けた準備も進んでおり、今後の展開として、より多様な環境条件、生物群、相互作用に対応した解析フレームワークの構築が期待される。

現在までの達成度
現在までの達成度

3: やや遅れている

理由

研究代表者の異動もあり、データ解析部分で当初予定よりやや遅れている。

今後の研究の推進方策

今後は、整備済みのデータを用いた解析を加速させるとともに、得られた知見をもとに生態ネットワークの構造と決定要因に関する理論的枠組みの深化を図る。また、国際共同研究との連携を活かしつつ、新規プロジェクトを通じて多様な生態系への応用と比較研究を推進する。

次年度使用額が生じた理由

研究計画の遂行が当初予定より遅れたため

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2025 その他

すべて 国際共同研究 (3件) 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件、 オープンアクセス 1件)

  • [国際共同研究] University of Eastern Finland(フィンランド)

    • 国名
      フィンランド
    • 外国機関名
      University of Eastern Finland
  • [国際共同研究] NIBIO(ノルウェー)

    • 国名
      ノルウェー
    • 外国機関名
      NIBIO
  • [国際共同研究] Umea University(スウェーデン)

    • 国名
      スウェーデン
    • 外国機関名
      Umea University
  • [雑誌論文] Ecological succession revisited from a temporal beta-diversity perspective2025

    • 著者名/発表者名
      Nakadai Ryosuke、Suzuki Satoshi N.
    • 雑誌名

      Forest Ecology and Management

      巻: 580 ページ: 122504~122504

    • DOI

      10.1016/j.foreco.2025.122504

    • 査読あり / オープンアクセス

URL: 

公開日: 2025-12-26  

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