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2023 年度 研究成果報告書

ラオス北部における都市化が及ぼす腸内微生物叢への影響

研究課題

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研究課題/領域番号 22K15195
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分45060:応用人類学関連
研究機関国立研究開発法人理化学研究所

研究代表者

増岡 弘晃  国立研究開発法人理化学研究所, 生命医科学研究センター, 特別研究員 (00903692)

研究期間 (年度) 2022-04-01 – 2024-03-31
キーワード腸内マイクロバイオーム / メタゲノム解析 / 衛生仮説 / 近代化 / ラオス / 非感染性疾患
研究成果の概要

本研究では、腸内微生物叢のメタゲノムデータを用いてビニング解析を実施し、細菌のドラフトゲノム(MAG: Metagenome-Assembled Genomes)を構築した。ラオスのメタゲノムデータと発展途上国由来の公開データを合わせ、発展途上国の人々の腸内由来のMAGを網羅的に収集した。さらに、先進国由来のMAGを含むデータベースと統合し、10,000以上の高品質なMAGを収集することができた。一部のメタゲノムデータに付随した経済指標情報を基に統計解析を行い、経済発展によって変動する菌株を推定できた。様々な疾患コホートにおける分布も評価した結果、複数疾患で共通して増加する菌株が確認された。

自由記述の分野

腸内微生物学

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究は、発展途上国の腸内微生物叢から高品質なドラフトゲノム(MAG)を構築することで、腸内細菌の多様性理解を深めることに貢献し、グローバルな微生物データベースの拡充に繋がる研究だと考えている。経済発展によって菌株の分布が変動し、さらに変動した菌株が疾患と関連するという発見は、腸内微生物とヒトの健康が密接に関連していることを示唆しており、公衆衛生政策の改善やヒトの健康増進を目指すための基礎データを提供するものである。

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公開日: 2025-01-30  

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