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2023 年度 研究成果報告書

脳梗塞後遺症治療に向けた神経傷害性アストロサイトを誘導する転写調節機構の解明

研究課題

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研究課題/領域番号 22K15285
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分47030:薬系衛生および生物化学関連
研究機関摂南大学

研究代表者

喜多 絢海  摂南大学, 薬学部, 助教 (40881363)

研究期間 (年度) 2022-04-01 – 2024-03-31
キーワード反応性アストロサイト / タンパク質間相互作用
研究成果の概要

梗塞脳で出現する反応性アストロサイトには、神経傷害的なA1、神経保護的なA2が存在し、A1アストロサイトは脳梗塞後の神経再生過程における有害因子である。本研究では、新たな脳梗塞後遺症の治療標的の発見を目指して、A1およびA2アストロサイト両者の出現を促進する転写因子STAT3に着目し、A1およびA2アストロサイトの出現過程におけるSTAT3のタンパク質間相互作用を解析し、A1アストロサイトの出現に特異的なSTAT3の相互作用因子を同定した。

自由記述の分野

生物系薬学

研究成果の学術的意義や社会的意義

脳梗塞後遺症は、患者の生活の質を著しく低下させるが、現状、有効な治療法は確立されておらず、治療標的の発見は急務である。本研究では、A1アストロサイトの出現に関与するSTAT3の相互作用因子を同定した。これら相互作用はA1アストロサイトの誘導を調節している可能性が考えられるため、新たな治療標的となる可能性がある。また、A1アストロサイトの出現は、脳腫瘍や神経変性疾患、老化による脳機能低下にも関与することが示唆されているため、本研究で得られた成果はこれら疾患の治療法や予防法の開発への貢献も期待される。

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公開日: 2025-01-30  

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