88人の血管内大細胞型B細胞リンパ腫(IVL)患者から採取された病理標本152検体(IVL陽性111、陰性41)について、IMP3およびIMP3/PAX5の免疫染色を実施した。IVLまたは他のB細胞リンパ腫の既往のない非IVL患者患者38人から得られた病理標本40検体を陰性対照とした。IVL病理標本は全てIMP3陽性であった。さらに当初IVL陰性と診断されたIVL患者からの41検体中11検体がIMP3陽性であったが、陰性コントロール40検体のうち、IMP3陽性非胚中心B細胞は2検体のみであった(p=0.0131)。IMP3の免疫組織化学はIVLの病理診断の補助となりうる事が確認された。
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