Regnase-1の非小細胞肺がん(NSCLCs)における機能は不明な点が多い。私はRegnase-1ノックアウト細胞を作成し、RNAシーケンス解析、 Oncosphere形成能の評価、少量の細胞を用いた異種移植実験や連続実験を通して、Regnase-1がNSCLCsにおいて、腫瘍幹細胞性に貢献していることを明らかにした。また、Regnase-1の一時的なノックダウン(KD)実験を15種類ものNSCLC細胞株で行うことでその概念が普遍的であること、Regnase-1の薬剤誘導的KD実験を介してRegnase-1の機能抑制による腫瘍の増殖抑制効果を証明した。
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