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2023 年度 研究成果報告書

遺伝子変異を標的とした膵癌関連Microbiomeと癌間質相互作用の解明

研究課題

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研究課題/領域番号 22K15560
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分50020:腫瘍診断および治療学関連
研究機関九州大学

研究代表者

阿部 俊也  九州大学, 大学病院, 助教 (20722028)

研究期間 (年度) 2022-04-01 – 2024-03-31
キーワード膵癌 / Microbiome / 遺伝子変異 / 個別化医療
研究成果の概要

腫瘍内の”Fusobacterium nucleatum (F. nucleatum)”は、腫瘍細胞からのCXCL1の分泌を促進し、膵臓がんの進展を促進させることを示した。in vivo実験で”F. nucleatum”によってCXCL1-CXCR2軸が活性化され、免疫抑制性の腫瘍微小環境が形成されることをin vivo実験で明らかにした。
今後はさらに詳細なメカニズムの解明を行い、膵腫瘍自体の遺伝変異とMicrobiomeとの関連性についても検討する。

自由記述の分野

医歯薬学

研究成果の学術的意義や社会的意義

今回腫瘍内の"F. nucleatum"が腫瘍微小環境を改変し腫瘍成長を促進させることを示した。口腔細菌叢は部分的に膵臓内の微生物叢を表していると考えられ、膵腫瘍内の細菌が悪性腫瘍に影響を与えることを考慮すると、口腔細菌叢の解析が膵癌の新たな治療法の開発に寄与する可能性がある。

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公開日: 2025-01-30  

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