| 研究課題/領域番号 |
22K15611
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| 研究機関 | 順天堂大学 |
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研究代表者 |
清水 勇三郎 順天堂大学, 医学部, 助教 (70835511)
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| 研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2026-03-31
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| キーワード | 腫瘍溶解性ウイルス / 間葉系幹細胞 / 転移性脳腫瘍 |
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| 研究実績の概要 |
ゴールデンハムスター由来の癌細胞である悪性黒色腫と乳癌の細胞株選定を行った。腫瘍溶解性ウイルスであるDelta-24-RGDの入手が遅れているため、in vitroの実験が遅れているが、癌細胞株に対する腫瘍殺傷効果を確認する実験を行なった。
in vivoの実験として、転移性脳腫瘍のハムスターモデル作成および薬剤頸動脈投与を行うための実験機材、設備を整えた。また、ハムスターの骨髄組織を培養し、間葉系幹細胞の採取、培養を開始するため、院内で動物実験を行うための計画書を作成し承認を得た。生着し増殖する細胞が間葉系幹細胞のクライテリアを満たすことを、形態学的および細胞表面マーカー、分化能などで確認するため、抗体や必要培地など選定を行なった。
また、転移性脳腫瘍モデルの作成として、ハムスター由来癌細胞株にLuciferaseを遺伝子導入してから、内頸動脈より動脈注射する実験を行うため、必要な薬品を購入した。一定期間の飼育の後、in vivo イメージングシステムにて腫瘍形成および、s脳内以外に腫瘍形成が起こっていないかを評価するため、撮影機材の使用方法を習得した。
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| 現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
in vitroの実験を行うための実験計画書の学内承認に時間を要した。
COVID-19の影響により共同研究施設から腫瘍溶解性ウイルスの入手が遅れた。
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| 今後の研究の推進方策 |
共同研究施設より腫瘍溶解性ウイルスであるDelta-24-RGDを入手しているので、今後はハムスター由来の癌細胞に対する殺傷効果をin vitroおよびin vivoでも示していく。
また、転移性脳腫瘍モデルの樹立のための実験を開始する。具体的には、ハムスター由来の癌細胞株を用いてゴールデンハムスターの頸動脈から投与し、脳腫瘍を多発的に形成することをルシフェラーゼを用いた生体イメージングおよび、摘出脳の組織免疫学的染色にて評価、確認する。適切な細胞株の選出を行い、in vivoでの腫瘍殺傷効果も確認する。
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| 次年度使用額が生じた理由 |
腫瘍溶解性ウイルスの入手が遅れたため、実験開始に遅れが生じた。
転移性脳腫瘍モデル作成のためのin vivo実験を予定している。
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