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2023 年度 研究成果報告書

多発性硬化症患者iPS細胞を用いた血液脳関門破綻候補遺伝子の同定とその臨床応用

研究課題

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研究課題/領域番号 22K15711
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分52020:神経内科学関連
研究機関山口大学

研究代表者

西原 秀昭  山口大学, 大学院医学系研究科, 助教 (50780798)

研究期間 (年度) 2022-04-01 – 2024-03-31
キーワード多発性硬化症 / iPS細胞 / 血液脳関門
研究成果の概要

多発性硬化症(multiple sclerosis:MS)では血液脳関門(blood-brain barrier:BBB)の破綻が病態に関与しているが,患者サンプルのアクセスが困難であることで研究が進んでいない.本研究では,iPS細胞を用いて患者由来BBBモデルを作製することで,BBB破綻が直接的にMS病態に関与することを示した.また,MSでのBBB破綻に関わる候補分子を同定し,その機能解析を実施した.

自由記述の分野

臨床神経学

研究成果の学術的意義や社会的意義

BBB破綻が直接的にMS病態に関わることを示した本研究成果は,これまでの免疫細胞を主体としてきたMSの病態理解とは全く別の,BBB破綻を中心とした病態解明,創薬標的の確立につながる.また,患者のBBBをin vitroに再現できることから,患者由来モデルはBBBを強固にする治療標的のスクリーニングとしての活用が期待される.BBBの破綻はMSのみならず,認知症をはじめとした数多くの神経疾患で共通して観察される現象であることから,その学術的・社会的意義は極めて大きい.

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公開日: 2025-01-30  

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