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2023 年度 実施状況報告書

MAIT細胞による脳血管性認知症の病態制御機構の解明と新規治療開発の基盤的研究

研究課題

研究課題/領域番号 22K15718
研究機関山梨大学

研究代表者

中島 翔  山梨大学, 大学院総合研究部, 特任講師 (10926273)

研究期間 (年度) 2022-04-01 – 2025-03-31
キーワード血管性認知症 / MAIT細胞 / 神経炎症
研究実績の概要

皮質下血管性認知症(多発ラクナ梗塞性認知症およびBinswanger病)患者、皮質性血管性認知症(脳アミロイドアンギオパチー)患者の選定をする際に、想定以上に外来で診断をつけられる患者数が少なく、またヒトの血液検体を用いたフローサイトメトリーを行う実験系のプロトコルが不完全で最適化のための試行実験を繰り返す必要が生じたことから研究が遅延する状況となった。トライアルの範疇ではあるが、皮質下血管性認知症患者の血液中では、健常者に比べてMAIT細胞が少なくなる傾向があること自体は見出した。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

皮質下血管性認知症(多発ラクナ梗塞性認知症およびBinswanger病)患者、皮質性血管性認知症(脳アミロイドアンギオパチー)患者の選定をする際に、想定以上に外来で診断をつけられる患者数が少なく、またヒトの血液検体を用いたフローサイトメトリーを行う実験系のプロトコルが不完全で最適化のための試行実験を繰り返す必要が生じたことから研究が遅延する状況となった。またこの研究期間内に2度職場の異動を経験しており、その都度倫理委員会に申請し直す必要があるなど事前の手続きに時間を要し実験に割ける時間が短縮したことも一因となったと考えている。

今後の研究の推進方策

まだフローサイトメトリーにより測定できた全体数が少ないことから、より検体数を増やしてから解析をする必要がある。今後の予定としては改めてヒト血液中のデータ取得、解析を進めていくとともに、マウスの血液中におけるサイトカイン変化についても同時に進めていく予定である。

次年度使用額が生じた理由

一昨年実験を進められなかったことから実験資材を購入することなく2年目に持ち越すことになった。昨年は抗体などの購入に予算通り経費を消費することになったが、一昨年持ち越した分については今年に引き継がれているため次年度使用額が生じたと考えている。フローサイトメトリーに使用する抗体購入や、マウスの購入費用などに充てることを検討する。

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公開日: 2024-12-25  

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