研究課題/領域番号 |
22K15721
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研究機関 | 国立研究開発法人国立循環器病研究センター |
研究代表者 |
福間 一樹 国立研究開発法人国立循環器病研究センター, 病院, 客員研究員 (20820674)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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キーワード | 脳卒中後てんかん |
研究実績の概要 |
国立循環器病研究センターゲノムレジストリを利用してデータ整備と解析を進めた。さらに、Newcastle大学(英国)、University College London(英国)、University Hospital Zurich(スイス連邦)と連携し、脳卒中後てんかんに関する国際共同コホート研究の体制を構築した。 脳卒中後てんかんのnarrative reviewを投稿し、Neurology誌に採択された。 また、脳卒中後てんかんにおいて、発作急性期脳波上のlateralized periodic discharges (LPDs)、特に速波が重畳したもの(LPDs+F)の存在が、その後の経過における機能予後悪化に関連していることを明らかにし、Epilepsia誌にて採択された。また、脳卒中後てんかんにおける発作後過灌流の促進因子と抑制因子を明らかにし、第35回国際てんかん会議(International Epilepsy Congress)で報告した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
ゲノムレジストリデータの整備と解析を進めた。また、国際共同研究体制を構築しデータ共有の準備を進めた。さらに、脳卒中後てんかんに関してレビューを含めて幾つかの論文報告を行った。
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今後の研究の推進方策 |
ゲノムレジストリを用いて、遺伝情報と画像情報を統合した解析を行い、RNF213 p.R4810K多型と脳卒中後てんかんとの関連を明らかにし、脳卒中後てんかんの予測モデルを構築する予定である。さらに、海外のコホートを用いた外部検証を予定している。
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次年度使用額が生じた理由 |
予定していた解析用PCと解析ソフトウェアを別の研究費から購入することができたため。
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