研究課題/領域番号 |
22K15727
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分52020:神経内科学関連
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
坪井 崇 名古屋大学, 医学部附属病院, 病院助教 (50772266)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | パーキンソン病 / 本態性振戦 / ジストニア性振戦 / 集束超音波治療 |
研究成果の概要 |
本態性振戦,本態性振戦プラス,ジストニア性振戦,パーキンソン病を対象に,9軸モーションセンサを用いて安静時,姿勢時,および運動時振戦を評価した.周波数,タスク毎の振戦の強さのパターン,振戦の規則性について,各疾患に特有のパターンが明らかになった.9軸モーションセンサは振戦性疾患の診断精度向上に有用であることが示唆された.本態性振戦患者と健常対照者を対象にした集束超音波治療前後の安静時機能的MRIの検討によって,小脳と視床の異常コネクターハブが特定された.本態性振戦の病態には運動ネットワークに加え,視覚フィードバックや認知機能の異常も関与していることが示唆された.
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自由記述の分野 |
神経内科学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
パーキンソン病・本態性振戦・ジストニア性振戦しばしば臨床的な鑑別が難しく,客観的な診断方法が求められている.9軸モーションセンサによる振戦解析はこの目的において有用と考えられた.パーキンソン病・本態性振戦・ジストニア性振戦における振戦の病態には小脳-視床-大脳皮質ネットワークや大脳基底核-視床-大脳皮質ネットワークの異常が指摘されているが,病態解明は不十分であった.今回の結果から,本態性振戦における運動ネットワークだけに留まらないより高次なレベルでのネットワーク異常の存在が示唆された.ジストニア性振戦,パーキンソン病も含めた疾患横断的な検討への足がかりとなることが期待される.
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