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2022 年度 実施状況報告書

統合失調症における治療反応性と脳内ニューロメラニン濃度の関係

研究課題

研究課題/領域番号 22K15757
研究機関慶應義塾大学

研究代表者

垂水 良介  慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 特任助教 (40649878)

研究期間 (年度) 2022-04-01 – 2025-03-31
キーワード治療抵抗性統合失調症 / ニューロメラニン濃度 / MRI
研究実績の概要

慶應義塾大学病院だけでなく関連病院の協力を得て、順調に被験者のリクルートを進めている。治療抵抗例と寛解者の患者群は、20ペアとなっている。現時点で本研究に関する有害事象、実施計画書からの逸脱は認められていない。また脱落例も認められておらず、本研究における研究全体の基本的な手順は遵守されていると判断する。統合失調症における治療反応性と脳内ニューロメラニン濃度の関係研究の実験系を確立し、その後、ニューロメラニン濃度の解析パイプラインを確立し、ニューロメラニン濃度を定量化することが可能となった。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

順調に被験者のリクルートを進めており、患者群は20ペアとなった。有害事象、実施計画書からの逸脱は認められていない。統合失調症における治療反応性と脳内ニューロメラニン濃度の関係研究の実験系を確立し、その後、ニューロメラニン濃度の解析パイプラインを確立し、ニューロメラニン濃度を定量化することが可能となった。

今後の研究の推進方策

これまで通り、被験者の組み入れを進め、臨床評価、MRI撮像を行っていく。患者群だけでなく、健常群の計測と解析を進める。それぞれのニューロメラニン濃度の群間比較を行う予定である。統計解析を行い、これに基づく国内・国際学会での発表する。具体的には、①一般線形モデル解析を用いて、年齢、喫煙歴を共変量とし、TRS例と寛解例、HCのNM濃度を比較する。②年齢を共変量とする偏相関分析を用い、SZ患者における、NM濃度と認知機能や臨床症状との関係を検討する。

次年度使用額が生じた理由

なし

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2022 その他

すべて 国際共同研究 (1件) 雑誌論文 (1件) (うち国際共著 1件、 査読あり 1件) 学会発表 (2件)

  • [国際共同研究] トロント大学(カナダ)

    • 国名
      カナダ
    • 外国機関名
      トロント大学
  • [雑誌論文] Positron Emission Tomography Assessments of Phosphodiesterase 10A in Patients With Schizophrenia2022

    • 著者名/発表者名
      Kubota Manabu、Takahata Keisuke、Matsuoka Kiwamu、Sano Yasunori、Yamamoto Yasuharu、Tagai Kenji、Tarumi Ryosuke、Suzuki Hisaomi、Kurose Shin、Nakajima Shinichiro、Shiwaku Hiroki、Seki Chie、Kawamura Kazunori、Zhang Ming-Rong、Takahashi Hidehiko、Takado Yuhei、Higuchi Makoto
    • 雑誌名

      Schizophrenia Bulletin

      巻: ー ページ: ー

    • DOI

      10.1093/schbul/sbac181

    • 査読あり / 国際共著
  • [学会発表] 双極性障害、統合失調症の安静脳波マイクロステート解析による神経生理学的特性の検討2022

    • 著者名/発表者名
      谷口敬太, 高野万由子, 金子直嗣, 盛山宗太郎, 垂水良介、和田真孝, 本多栞, 中島振一郎, 三村將, 野田賀大
    • 学会等名
      第44回日本生物学的精神医学会
  • [学会発表] 双極性障害、統合失調症、健常者の安静時マイクロステート解析による神経共通基盤の予備的研究2022

    • 著者名/発表者名
      谷口敬太, 高野万由子, 金子直嗣, 盛山宗太郎, 垂水良介, 和田真孝, 本多栞, 中島振一郎, 三村 將, 野田賀大
    • 学会等名
      本臨床神経生理学会第52回学術大会

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公開日: 2023-12-25  

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