本研究の目的はマウス腹腔MφにGILZ発現を誘導することにより、ex vivoおよびin vivoにおいて抗炎症性の機能を獲得できるかどうかについて、細胞生理学的手法を用いることにより明らかにすることである。2023年度はex vivoでIL-4/IL-13の刺激によりM2に分化させた腹腔Mφとクルクミンにより刺激したMφにおい て、M2分化のmaster regulatorであるinterferon regulatory factor 4 (IRF4)およびGILZのmRNAレベルの発現量を比較検討することに主眼をおいた。 またDSS腸炎マウスにクルクミンを給餌し、腸管の炎症やmRNAの発現量を検討したが、大きな変化が見られなかった。
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