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2023 年度 研究成果報告書

Pentraxin 3を介した大動脈瘤形成メカニズムの解明

研究課題

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研究課題/領域番号 22K16079
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分53020:循環器内科学関連
研究機関福島県立医科大学

研究代表者

清水 竹史  福島県立医科大学, 医学部, 助教 (30722524)

研究期間 (年度) 2022-04-01 – 2024-03-31
キーワード大動脈瘤 / 自然免疫 / Pentraxin 3 / 心血管疾患 / 酸化ストレス
研究成果の概要

動脈硬化を基礎とする心血管疾患のマーカーとして注目されているpentraxin 3(PTX3)は、近年、炎症マーカーとしてのみならず、液性自然免疫の構成因子として心血管疾患の病態形成に関与することがわかってきている。本研究では、ApoE・PTX3両欠損マウスの大動脈瘤組織を用いて、腹部大動脈瘤の形成・病勢進展におけるPTX3の役割を検討した。大動脈組織におけるMMP-2、MMP-9の活性化、酸化ストレスの増加に対するPTX3の関連が示唆された。大動脈瘤の形成に対するPTX3を介した自然免疫の関連が示唆され、引き続き検討が必要である。

自由記述の分野

心血管疾患

研究成果の学術的意義や社会的意義

大動脈瘤に対するステントグラフトを用いた低侵襲の血管内治療が普及している一方で、小径瘤の拡大を抑制する根本的な内科的治療法は未だなく、その開発が望まれている。さらに小径でも破裂をきたすこともあり、病態活動性を規定する因子の同定も求められている。本研究により、大動脈瘤の病態進展におけるPTX3を介した自然免疫の関与が示唆された。大動脈瘤に対する根本的な内科的治療への臨床応用、加えて活動性を規定するバイオマーカーとしての応用も期待される。

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公開日: 2025-01-30  

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