冠動脈粥腫切除術で得られる慢性冠症候群患者のプラークと急性冠症候群患者のプラークをシングルセルRNAシークエンス (scRNAseq) で比較すると、ACSプラークでのみCXCL3+IL1B+ inflammatory Mφを認めたため、このMφの動脈硬化不安定性に与える意義について調べるため、動脈硬化退縮モデルを使い、抗IL1B抗体とCXCL3の受容体であるCXCR2阻害薬の2剤にて動脈硬化の進展を食い止めることができる可能性を示すことができた。また、CD4陽性T細胞に着目すると、central memory CD4陽性T細胞がACSプラークでのみ集積していることが分かった。
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