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2023 年度 研究成果報告書

心臓におけるVEGF-Aの役割を解明し新規心不全治療薬を開発する

研究課題

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研究課題/領域番号 22K16113
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分53020:循環器内科学関連
研究機関自治医科大学

研究代表者

佐藤 達之  自治医科大学, 医学部, 客員研究員 (10903495)

研究期間 (年度) 2022-04-01 – 2024-03-31
キーワード心不全
研究成果の概要

心不全は心臓の機能低下により生活の質を著しく低下させ、最終的には死亡に至ることもある重大な疾患である。心不全の病態には心筋虚血と低酸素が重要な役割を果たすことがこれまで報告されてきた。そのため、心臓病において心臓の血管新生を誘導する治療法の可能性が模索されてきたが、一貫した結果が得られていない。本研究では、この現状を打破するため、血管新生を強力に誘導するサイトカインである血管内皮細胞増殖因子(VEGF-A)の心臓における役割を詳細に明らかにすることを目指した。研究の結果、VEGF-Aは産生される細胞によりその役割が異なる可能性が示唆された。

自由記述の分野

循環器内科

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究の学術的意義は、心不全の病態においてVEGF-Aがどの細胞から産生されるかが心機能維持に重要である可能性を提示した点にある。これまで、VEGF-Aはどの細胞から産生された場合でも、その役割は同等だと考えられてきた。しかし本研究結果は、細胞種ごとの役割を示唆するものであり、新たな視点を提示するものである。
社会的意義としては、心不全患者の予後改善に向けた新しい治療法の開発に貢献する可能性がある。本研究の成果は、長期的・最終的には、患者の生活の質向上や医療費削減に寄与することが期待される。

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公開日: 2025-01-30  

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