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2023 年度 実施状況報告書

エキシマレーザー照射による急性冠疾患患者のプラーク内脂質成分の修飾効果の解明研究

研究課題

研究課題/領域番号 22K16156
研究機関国立研究開発法人国立循環器病研究センター

研究代表者

高木 健督  国立研究開発法人国立循環器病研究センター, 病院, 医長 (70931567)

研究期間 (年度) 2022-04-01 – 2027-03-31
キーワードELCA / ACS / 粥腫蒸散効果
研究実績の概要

ELCAによる粥腫蒸散効果の可能性をさぐるために、研究1を継続し、2025年度中にELCA100症例、非ELCA200症例の登録完了を目標とし、NIRS/IVUSデータの解析及びデータベースの完成を目指している。しかしなながら、2024年5月現在、非ELCA群においては十分な患者数が集まっているものの、ELCA対称群が10症例弱の登録にとどまっている。エキシマレーザーの治療反応は、合併症なく良好であり、NIRSでも不安定プラークの安定化が確認できているが、エキシマレーザー治療による冠動脈イベント再発予防効果の検証を行うためには、ELCA症例が少なくとも50症例は必要であり、ACS患者へのELCA使用を検討し、リクルートを進めていく必要がある。
進捗のおくれには、COVID19、ELCA使用の不慣れ、長期間のNIRASーIVUSの供給停止があり、2024年度5月には、COVID19も落ち着き、NIRASーIVUS供給も安定したため、今後積極的な患者登録を続けていく予定である。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

患者リクルートの遅れにより、症例が十分に集まっていないため。
その理由は下記の3点が挙げられます。

1.COVID19での同意文書取得が困難であったこと
2.NIRS-IVUS供給が止まったこと
3.適応となる患者が少なかったため

今後の研究の推進方策

院内症例のスクリーニングを積極的に行い、ELCA術者を増やすようにします。また、不安定狭心症で状態が不安定であっても、積極的にELCA使用を検討するが、合併症リスクもあるため慎重に適応判断を行う必要があります。研究期間の延長が必要であり、今の進捗を考えると2-3年延長を行い、ELCA群で解析可能な数を登録することを目標としています。

次年度使用額が生じた理由

症例数が予想している数に到達せず、NIRSIVUSで想定していた支出が繰越となっているため

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公開日: 2024-12-25  

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