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2023 年度 研究成果報告書

eNOS-NO経路による糸球体上皮細胞TRPC活性化制御機構の解明

研究課題

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研究課題/領域番号 22K16231
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分53040:腎臓内科学関連
研究機関川崎医科大学

研究代表者

板野 精之  川崎医科大学, 医学部, 講師 (90584889)

研究期間 (年度) 2022-04-01 – 2024-03-31
キーワードTRPC / 糸球体上皮細胞 / 内皮機能障害
研究成果の概要

糸球体上皮細胞内への過剰なCa2+流入は細胞骨格のremodelingを誘導し、結果アルブミン尿が出現する。近年、多くの研究から糸球体上皮細胞におけるTRPC6を介したCa influxが上皮細胞障害に重要性が見出されてきた。しかしながら、その制御機構は明らかになっていない。「糸球体内皮細胞は糸球体上皮細胞のTRPC6活性化制御を介し、糸球体内恒常性維持を担う」ことが想定される。この制御機構を解明するべく本研究では、「糸球体内皮由来Nitric oxide(NO)は糸球体上皮細胞におけるTRPC6活性化制御を介し糸球体保護に働く」との仮説を証明するべく検討を行った。

自由記述の分野

腎臓学

研究成果の学術的意義や社会的意義

先行研究から先行する糸球体内皮障害が上皮細胞障害へ関与することを見出した。特に上皮細胞の形態変化には細胞骨格のremodelingが重要であり、TRPC6を介したCa2+流入が関与していることを示唆する。また糸球体内皮障害ではbioavailable NOの低下が起きる。その結果、糸球体上皮細胞におけるsGC-PKG経路の活性化が減弱することが想定される。以上の事実からeNOS-NO-sGC経路による糸球体上皮細胞TRPC6依存的Ca2+流入制御機構に注目した。「腎症初期に認められる糸球体内皮細胞障害が腎症進行に重要な糸球体上皮細胞障害を惹起するメカニズムは何か?」を本研究の命題としたい。

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公開日: 2025-01-30  

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