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2023 年度 研究成果報告書

低分子代謝のエピゲノム制御に着目したメラノーマの病態解明と新規治療標的の探索

研究課題

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研究課題/領域番号 22K16262
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分53050:皮膚科学関連
研究機関神戸大学

研究代表者

福本 毅  神戸大学, 医学研究科, 准教授 (80778770)

研究期間 (年度) 2022-04-01 – 2024-03-31
キーワード悪性黒色腫 / がん代謝 / メラノーマ代謝 / エクソーム解析 / メタボロミクス / バイオマーカー / マルチオミクス / トランスオミクス
研究成果の概要

日本人メラノーマサンプルを用い、メラノーマに特徴的な低分子代謝・メラノーマ代謝の分子機構を解明し、特定の代謝物を標的とした治療シーズを探索することを目的とし、予定していた2種類のオミクス解析を完了した。具体的には、ホルマリン固定パラフィン包埋ブロックからの次世代シークエンサーでの網羅的エクソーム解析データと、同一個体からの血液サンプルを用いたメタボロミクスのデータを採取した。特に、ホルマリン固定パラフィン包埋ブロックから作成した薄切スライド標本でレーザーマイクロダイセクションにより腫瘍部と正常部から選択的にサンプル採取した。技術的にこれまで困難と考えられていた正常部データも採取できた。

自由記述の分野

皮膚科学関連

研究成果の学術的意義や社会的意義

人種間によりメラノーマの疾患感受性遺伝子やその変異のタイプが異なっている可能性が指摘されており、本研究で取り組む日本人のヒトメラノーマサンプルを用いたマルチオミクス解析は極めて重要である。本研究で得られた2つのオミクスデータから多階層にわたるマルチオミクス解析を行うことが出来たなら、日本人同一患者のサンプルからヒト個体内でダイナミックに形成されるゲノム・低分子代謝物の関係を見出すことができる。それにより、メラノーマにおける新規作用点を標的とした画期的な治療シーズ及びバイオマーカーの探索が進む。

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公開日: 2025-01-30  

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