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2023 年度 研究成果報告書

マルチオミックス解析と機械学習による関節リウマチ治療効果予測

研究課題

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研究課題/領域番号 22K16359
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分54020:膠原病およびアレルギー内科学関連
研究機関京都大学

研究代表者

藤井 貴之  京都大学, 医学研究科, 特定病院助教 (30911557)

研究期間 (年度) 2022-04-01 – 2024-03-31
キーワード関節リウマチ
研究成果の概要

関節リウマチは免疫系の異常による関節炎と、それにともない関節破壊が起こる疾患です。昨今、治療法が確立し、関節炎や関節破壊は抑えることができるようになりましたが、治療薬に反応しない例や治療しても関節破壊が進行する例があります。患者さんに応じた治療方法の開発ができれば関節リウマチ患者さんの治療はより良くすることができます。我々は生物学的製剤という治療薬投与前後の血中遺伝子とタンパク質を測定することで予測ができないか調べました。血中にある特殊な細胞由来の遺伝子が発現していると、生物学的製剤で治療しても関節破壊が進行しやすいことがわかりました。また、関節リウマチ発症を予測するAIモデルを開発しました。

自由記述の分野

医学

研究成果の学術的意義や社会的意義

関節リウマチは治療が進歩した反面、治療に難渋する例や関節破壊が進行する例が見られます。本研究では、関節リウマチに対する生物学的製剤治療前の遺伝子解析により、治療がうまくいくかどうかある程度予測することができることがわかりました。また、AIモデルの研究では、関節リウマチ発症を予測するモデルを開発することができました。
関節リウマチの治療は発症早期ほど予後がよいことが知られています。また関節リウマチの治療成績は関節破壊の程度と密接に関連します。関節リウマチを早く発見し、または患者個人に応じた治療薬が選択できれば、関節破壊による身体機能低下を抑制することは、医療介護関連費を抑制することにも繋がります。

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公開日: 2025-01-30  

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