研究計画①「ストレス性筋萎縮における脳内炎症の関与についての検討」については、TLR2/4欠損マウスの前頭前皮質や海馬では身体拘束ストレスによる炎症関連遺伝子の発現増加が抑制され、筋量減少についても有意に抑制されることが明らかとなった。
研究計画②「ストレス性筋萎縮における視床下部-下垂体-副腎軸の関与についての検討」については、脳室炎症による筋萎縮関連遺伝子の発現増加は副腎摘除によって有意に抑制されることが明らかとなった。
研究計画③「ストレス性筋萎縮におけるKLF15の上流の分子機構の解明」については、骨格筋特異的にC/EBPβを欠損し、かつ全身性にC/EBPδを欠損するマウスでは身体拘束ストレスによる筋量減少及びKLF15や筋萎縮関連遺伝子の発現増加が有意に抑制されることが明らかとなった。
|