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2023 年度 研究成果報告書

小胞体ストレス応答を介した成体膵β細胞増殖分子機構の解明

研究課題

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研究課題/領域番号 22K16411
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分54040:代謝および内分泌学関連
研究機関京都大学

研究代表者

村上 隆亮  京都大学, 医学研究科, 助教 (50904017)

研究期間 (年度) 2022-04-01 – 2024-03-31
キーワード糖尿病
研究成果の概要

本研究では、膵β細胞増殖におけるATF6を中心としたERストレス応答関連因子の役割を解明するとともに、生体膵β細胞量に与えうる影響を明らかにすることを目的とする。これまで、膵部分切除の他に、高濃度グルコース条件下で培養した単離膵島ではATF6の活性化、BrdU陽性細胞の増加が報告されているが、膵島単位でない膵β細胞特異的な解析はほとんど行われておらず、ATF6の膵β細胞増殖誘導における役割を解明するためには膵β細胞特異的な実験系を用いる必要があった。申請者は膵β細胞単一細胞RNAシークエンスデータを基に、膵β細胞特異的ATF6αノックアウトマウスを作成した。

自由記述の分野

糖尿病

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究の目的は、膵β細胞増殖におけるATF6を中心としたERストレス応答関連因子の役割を解明するとともに、生体膵β細胞量に与えうる影響とその分子機構を解明することである。本研究では、単一細胞RNAシークエンス解析データを基に、膵β細胞特異的ATF6α欠損マウスを作製した。このマウスを用いた膵β細胞量や膵β細胞増殖能の詳細な解析により、ATF6などERストレス応答経路を標的とし成体膵β細胞増殖を介した膵β細胞量保護効果を有する糖尿病治療の予防・治療法の創出に繋がる新規研究基盤構築への貢献が期待できる。

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公開日: 2025-01-30  

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