糖尿病治療薬のSodium-glucose co-transporter 2(SGLT2)阻害薬は尿中に糖を排出することで血糖低下作用を持つ。血糖値が下がるとグリコーゲン分解に続き、糖新生が活性化される。糖新生は脂肪や筋肉から供給されたグリセロールやアミノ酸を基質とし、それぞれ糖新生酵素であるGYK、PEPCKを介した代謝経路を経て糖新生を行う。 肝臓特異的GYK欠損マウス、肝臓特異的PEPCK欠損マウス、腎臓特異的PEPCK欠損マウスにSGLT2阻害薬を投与したところ、欠損する糖新生酵素により、体重や脂肪量、筋肉量の変化に特徴を認めた。
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