臨床的にde novo癌の確定診断が困難な場合が多く検体の蓄積が進まなかったため、当初の予定通り一旦方向転換しFAP由来大腸癌や炎症性腸疾患(IBD)患者における発癌経路解明へ計画を変更した。すでにmicrobiome解析に提出しているde novo癌、FAP、IBD由来癌サンプルについては、現時点で臨床的因子含めて解析を行っている。FAP患者においての発癌過程における、癌微少環境・免疫細胞のシングルセルRNA解析を行い、学会発表および関連論文を報告した(Cancer Lett 2024)。現在,患者糞便・組織検体を用いたmicrobiome解析も進めている。
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