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2023 年度 研究成果報告書

iHep樹立における分化転換および成熟肝細胞機能獲得の機序解明

研究課題

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研究課題/領域番号 22K16461
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分55010:外科学一般および小児外科学関連
研究機関京都大学

研究代表者

安田 勝太郎  京都大学, iPS細胞研究所, 特定研究員 (80938621)

研究期間 (年度) 2022-04-01 – 2024-03-31
キーワードDirect conversion / iHep / iPS細胞
研究成果の概要

我々は独自に同定したマウス肝細胞のマスター転写因子群(Hnf4a, Foxa3, Cebpa, Cebpd, Hnf6, Onecut2)の機能解析を行った。6個のマスター転写因子群について様々な組み合わせで樹立したiHepのRNA-seqおよびWGCNA解析を実施し、主要な肝機能の関連遺伝子を含むモジュールのハブとなる遺伝子の探索を行った。その結果、Hnf4aおよびFoxa3の下流でハブとなるFabp1などの遺伝子群を同定し、それらがさらに下流の遺伝子群の発現に関与することで、肝細胞としての機能を獲得するという階層性を明らかにした。

自由記述の分野

肝臓再生医療

研究成果の学術的意義や社会的意義

これまで各細胞種には、それらの細胞を特徴づけるマスター転写因子による転写因子ネットワークが存在することが指摘されてきた。一方で、各細胞種の持つ特徴的な機能には、その機能を制御する遺伝子が存在することも指摘されてきた。今回の研究は細胞機能のハブとなる遺伝子をマスター転写因子が制御していることを明らかにした。これらの成果は、細胞種の特徴的な機能の発現を強化したデザイナー細胞の樹立等に応用可能であり、デザイナー細胞を使用した細胞療法の開発に資すると考えられる。

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公開日: 2025-01-30  

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