研究成果の学術的意義や社会的意義 |
900例以上の大腸癌症例を用いて免疫学的因子を網羅的に解析し、CD3,CD8,FOXP3発現が予後不良と関連していることや、CD4リンパ球陽性であることが予後不良と相関しないことが分かった。また、様々な因子との解析の中から、Activin Aという予後不良因子を抽出し、サルコペニアとの関連の中から予後不良に関わってくるということを論文で発表した。更にMSI評価を行い、大腸癌において既報と同等の頻度でMSI-Hを認める結果が得られたことは一つのValidationになることが考えられる。こちらについては更なる症例数を重ね、免疫学的因子との関連を調査する必要がある。
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