研究課題/領域番号 |
22K16509
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分55020:消化器外科学関連
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
宗方 幸二 大阪大学, 大学院医学系研究科, 招へい教員 (70621043)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | 炎症性腸疾患 / Colitic cancer / EMAST |
研究成果の概要 |
colitic cancerに対するアプローチとして、DNAの不安定性を示すelevated microsatellite alterations at selected tetranucleotide repeats (EMAST)に着目した。まずはEMASTを検出する実験系の確実性を癌部および非癌部を用いて確認した。次に、colitic cancer症例の非癌部におけるEMASTの発現率を検討したが困難であった。原因は比較的近年の症例が多く、内科的加療の向上により炎症が軽度であることが考えられた。今後はcolitic cancer部のEMAST陽性細胞における遺伝子の解析を検討している。
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自由記述の分野 |
Colitic cancer
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
IBDに対する内科的治療の進歩によって長期経過例が多くなり、colitic cancerの発生頻度は病脳期間により高率となる。また通常の大腸癌と異なりcolitic cancerは発生経路が異なり悪性度が高いことが知られており、colitic cancerの発生経路の解明が期待されている。今回、DNAの不安定性を示すelevated microsatellite alterations at selected tetranucleotide repeats (EMAST)に着目し、全く新しいアプローチを行うことは、学術的意義はもちろん、成果が得られた際には社会的意義は非常に大きいと考えられた。
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